Windows XP(Whistler)って何?


 WindowsXPとは、一言でいうと、「Windows2000の次」です。以前、MicrosoftはWindows98を最後のWin95系統のOSにして、Windows2000で企業用のWinNT系統と家庭用のWin95系統を統合し、企業でも家庭でもWindows2000を使ってもらおうと考えていました。しかし、Windows2000ではゲームなどの面でWindows98を置き換えることができないと悟ったMicrosoftはWindows2000を企業用+一部の家庭用としました。そして、Windows2000でやろうとしていた企業用と家庭用の共通化をこのWhistlerで実現することにしました。
(ちなみに、Windows98から何年も家庭向けに新機能を追加しないのはまずいと考えて出荷することにしたのがWindowsMeです。)
 そのため、WindowsXPは企業のサーバーから家庭用コンピュータまで幅広い範囲をカバーするため、多くの種類があります。

うわさされている限りでは、以下のようなバージョンがあるようです。

WindowsXP Home Edition 一般家庭向け
WindowsXP Professional 企業向け・一部家庭向け(ビジネスユーザ&プログラマ向け)
Windows2002 Server 企業用サーバー向け
Windows2002 Advanced Server 大きな企業用サーバー向け
Windows2002 64-bit Server 企業用サーバー向け(Intelの64bitCPU"Itenium"用)
Windows2002 64-bit Advanced Server 大きな企業用サーバー向け(Intelの64bitCPU"Itenium"用)

 次に、WindowsXPの名前についてですが、"Whistler"という開発コード名です。どういう意味がこめられているのか知りませんがどこかのスキー場の名前らしいです。Whistlerのきわめて初期のバージョンにはWindows2000の文字が残っていました。(WhistlerはWindows2000の改造版ってとこでしょうか。)次の段階のバージョンでは"Whistler 2001"という名前が使われています。そして、最近のバージョンでは"Windows .net"という名前がかかれているといううわさがあります。しかし、WindowsXPに搭載されている.netプログラムの実行環境(MSDOSプログラムにとってのコマンドプロンプトみないた関係)が、"Windows .net"なのかもしれませんし、よく分かりません。個人的には、"Windows95"以来、ずっと西暦の数字がついていたので、それを続けるのではないかと考えています。(WindowsMeはWindows2000に名前をとられてしまったと考えて例外。でも精励気に関連しているという面ではMeも共通。)

 最後に、開発コード"Neptune"というものについてですが、これはWhistlerの開発が始まる前にあったプロジェクトの名前で、Windows2000の後継を開発するものでした。Windows2000が発売される少し前、1999年秋頃に始まったのですが、Microsoftの方針変更のため完全に破棄されました。しかし、Neptuneにあった機能のほとんどはWindowsXPがバージョンアップするごとに付け加えられています。