Windows XP(Whistler)の新機能

 Beta2が発表されたいまは、Beta2.1 Reviewの方が内容が詳しいです。そちらをお勧めします。

 ※Windows .net・Windows2001などの名前はここではWhistlerと書かれていると思って読んで下さい。

 ここでは、Whistlerの新機能を紹介します。とはいっても、まだ開発がはじまったばかりなので分かっていることは少ないのですが・・・。

Visual Style(ビジュアルスタイル):
 これは、Microsoft Plus!(Windows95用)やWindows98に搭載されていた(Windows2000にも隠しで搭載されていましたが)テーマ(Theme)に似た機能です。が、テーマは背景やアイコン・カーソル・Windowsの配色などを変えるのに対し、Visual Styleはメニューの表示方法やスタートメニュー・ウィンドウ全体の表示方法を変更することができます。シェアウェアなどでWindowsの外観を変更するようなソフトがありますが、それをWindowsが標準で搭載してと考えていいでしょう。

Product Activation(有効化):
MicrosoftがOfficeXPから搭載をはじめる不正使用防止のための機能。(外国語版のOffice2000の一部にも搭載されていた)
WindowsXPをインストールしてから30日以内に電話またはインターネットで登録しないと使用できなくなる。

Graphical Logon(グラフィカルログオン)
 これは、Neptuneにも搭載されていた機能ですが、起動時のログオンダイアログが、グラフィカルになってユーザー名のリストから自分の名前を選択し、パスワードを入力するというものです。Windows98のファミリログオンがもっとかっこよくなってくらいに考えていいでしょう。ただ、サーバーなどには不必要(というよりセキュリティ上危険)なため、Server関係のバージョンでは搭載されないでしょう。また、企業用のProfessionalや家庭用のPersonalでもオプションになると思われます。

Windows98風セットアップ
 Windows98をセットアップしたことのある人なら分かると思いますが、Windows98ではかなり分かりやすいきれいなセットアップが使われています。ところが、Windows2000は最初の方は青い画面に白い字の見た目難しそうなセットアップが使われています。分かりやすさの面ではWindows95にも劣るといえます。(Windows3.1以前は知らない・・・。)WhistlerではWindows98と同様の左上に作業項目があり、今どれをやっているのかが分かる分かりやすいセットアップが搭載されています。

その他
 その他いろいろと細かいところに変更があります。例えば、タスクトレイ(タスクバーの右側にあるアイコンが並んでいるへこみ)などはソフトをインストールしていくとアイコンが増えてしまい、肝心のタスクの一覧が表示される場所を圧迫してしまいます。Whistlerではタスクトレイのアイコンの表示・非表示を切り替えることができます。 また、タスクバーのタスク一覧も最近はやりのフラットボタンになりました。
 フォルダ表示も変わりました。ファイルのコピー・ファイル名の変更などを行うためのボタン(リンク?)がフォルダの左側に表示されます。また、コントロールパネルなどもよく使う項目だけ表示され、ボタンを押すとすべての項目が表示されるという形式です。(これは、Meでも使われている)

他にもいろいろありますし、今後もどんどん増えていくと思われますが、とりあえず今はここまでにしておきます。また新しい機能が見つかったら書き足します。